夜を不正に延ばしている。
明日は代償として寝不足のまま仕事に向かねばならない。
布団の中で寝てしまえばいいものを、眠気に抗うように通知のないメール画面をスクロールしていた。
一年くらい前にバイト先で知り合った可愛い女の子のアイコンが彼氏らしき人物の後ろ姿に変わっていた。
好きだったわけでもなく、もう二度と会うことのない無関係な人間に悶々とした。
俺より年下。今は確か大学3年生だと思う。
きっと毎日が幸せで、楽しく過ごしているのだろう。
俺は毎日辛い。
時間の平行を知らせないでくれ。残酷だ。
明日もまた、、、