運の悪い男の日々

人生,労働,不運,金

今まで出会った人間の中で一番くだらない人

私の話、興味なさそうね。

そんなことは無いよ。-の話なら何でも楽しいよ。どんな話でも。

あんなぁ、今日の朝ウチうんこしたんやけどなぁ、めっちゃデカかってん。

へぇ~そりゃすごいや。

どのくらいの大きさ?

どんな色だったの。

昨日食べたとうもろこし見えた?

暖かい部屋にて

今冬、初暖房。

部屋が暖かいと快適だ。

本を読むとき片手を股の間に入れる必要もなく、ノートパソコンも氷ではない。

私は暖房を使える人間なのだ。

私は寒ければ部屋を暖め、逆に暑ければアイスクリームを食べられる。

良い人生とは何だろう。

人が羨むような大金を稼ぎ、豪快に存在感を放つ人生にはもう諦めがついた。

実力不相応。

運不相応。

幸せを知ってみたいからと、脳に無理やり針を刺すような馬鹿な遊びはもう辞めたい。

熱した岩にスポイトで水を垂らし、あっという間に蒸発する毎日に辟易する。

私は暖房を使える。

不満を吐き出しながらも毎日通う職場があり、毎月の給料もある。

視界には人がいる。関わりを持つこともおそらく可能だろう。

部屋が暖かい。

この空間で3食ご飯を食べ、働きに出かけ、また帰る。

孤独に抗い、家庭に憧れ、足掻き、苦しみ、やっとの思いで手に入れて。

生物として生きた証を未来に残し、死んでいく。

こんな私も、普通の人生くらいには手が届くだろうか。

普通の人間には普通の幸せが身の丈にあっている。

そう思うことでしか、幸せになれないのだろう。

雲の上は地上から見えないのだ。

車道

車道を歩く老人がいた。

仕事で急いでいたから、邪魔だと思い追い抜いた。

顔と服装は一瞬目に入ったが一瞬で忘れた。

1週間も経てば車道にいた老人など思い出すこともなくなる。

私みたいだと思った。

一瞬目に入る、一瞬でいなかった存在になる。

歩く場所を間違えて、間違えてない人に抜かされる。

私を抜かしていった人達は私のことなど思い出さないだろう。

どこを歩けばいいのだろう。

排出装置、何もなく

寒くなってきた。

仕事から帰れば外は夜。

自炊をすれば、あれが無いこれが無い。あったと思えば期限切れ。

最近は茶で腹を満たしている。

沸かしては飲み、沸かしては飲み、沸かしては飲み・・・

この前一回にどの程度沸かしているのか計ったら600mlだった。

人は一日2Lも水分があれば充分らしい。

一日に7回くらい沸かしている。

その証拠にトイレで

出しては流し、出しては流し、出しては流し・・・

俺の人生、摂取した物を排出する以外何も無く、感情も無く、余裕も無く、金も無く、勝ち負けも無く、幸せも無く、波乱も無く、何もなく。

時間の経過

気が付けば11月も終わりに差し掛かっている。

気が付けば今年も終わっているだろう。

時間の経過が今まで感じたことが無い程に早く、日々最高速度を更新し続けている。

それは決して良い意味ではない。

限りなく濃度の薄いモノを更に何倍にも薄めているような毎日。体が生理的に起き眠るだけの毎日。

楽しみも喜びも何も無く、疲れと辛さは呼吸のように無意識的な物に成り下がった。

時間が記憶に残らず、眠りという致し方ない区切りのみが毎日の記録。

それ故、時間の経過が速い。

死が近い。

明日よ来るな

夜を不正に延ばしている。

明日は代償として寝不足のまま仕事に向かねばならない。

布団の中で寝てしまえばいいものを、眠気に抗うように通知のないメール画面をスクロールしていた。

一年くらい前にバイト先で知り合った可愛い女の子のアイコンが彼氏らしき人物の後ろ姿に変わっていた。

好きだったわけでもなく、もう二度と会うことのない無関係な人間に悶々とした。

俺より年下。今は確か大学3年生だと思う。

きっと毎日が幸せで、楽しく過ごしているのだろう。

俺は毎日辛い。

時間の平行を知らせないでくれ。残酷だ。

明日もまた、、、