計画性と生活力の無さ、そして不運。
以上の理由により、来月のクレジットの支払いが不可能であることが確定した。
残った金でどうにかするしかないのだが、現実的な選択肢は二つ。
一つは借金。調べると2か月程度なら無利子で借りれるらしい。
二つ目は、あとから分割払いにする。これは来月払う予定の額を指定の回数、後から分割に変更できるらしい。
だが借金は「借金」という言葉の響き、そしてそれを抱えた状態での生活が精神的にキツイので辞めることに。
ということで俺が選んだのは後者。分割払いにして寿命延長。
これで来月の支払いはなんとか間に合いそうだが、かつてレジ打ちのバイトをしていた俺は分割払いを選ぶ奴を正直馬鹿にしていた。
分割でしか払えねぇなら買うんじゃねーよ、恥ずかしくねぇのかこいつら。なんて馬鹿にしていた。
完全なるブーメラン。
分割でしか払えなくてごめんなさい。恥ずかしいマネしてすみません。
支払いが完了するまでの3か月間、俺は鋭利なブーメランに切り刻まれて生きていくのだ。
消えない傷がまた一つ。