確率の収束、運の平等、栄枯盛衰、
要は、良い事も悪い事も同じように訪れるということ。
根拠は無いが私が信じているものの一つである。しかし、近頃は揺らいでいる。
私の思う悪い事とは、例えば数学的確率の下振れや仕事や生活に関することであり、事実、私の人生はそれらに苦しめられている。
しかし、良い事と言えば、思い当たる節が何一つとして無い。
もしかすると私は神に虐められているのかもしれない。
運転中、フロントガラスに鳥の糞が落ちた。私にとっては良い事ではないのだが、鳥の糞が運転中の車のフロントガラスに振ってくる確率はおそらく低いもので、この状況を実現しようとすることは非常に困難であるだろう。
偶然実現された高度な事象。
これが神に与えられた私の幸運なのだろうか。
不幸の帳尻合わせが鳥の糞。
この世には裕福な家庭に生まれる生命、宝くじが当たる人、容姿など、挙げればキリがない程の幸運が存在する。
私に与えられた幸運、なんたることか。